皆様こんばんは、管理人のヤマです。
本日は借入金(借金)についての後編で50代・60代のお話をしていきます。40代と比較して50代以降はどうなったのか早速みていきましょう。
①50代世帯の借入金がある人とその割合、まずは借入金がある方の割合ですが、借入金があると答えた方は19.7%で40代よりも減少しました。借入金が無いと答えた方は、80.3%で50代の方は40代と比較して会社での役職が上がったり子育てが終了したからなのか若干ですが割合は減少しました。結婚やライフステージの違いはあるとは思いますが40代と50代がひとつの目安になる結果でしょうか。次に借入金がある方達の中からの中央値と平均値を見ていきましょう。50代の中央値は『100万円』、平均値は『383万円』です。こちらも40代の頃と比較して平均値が大幅に改善されています。要因としては大きく借入していた2,000万以上の割合が40代21.1%が50代で2.6%まで減少しました。本当にここまで減少するのか半信半疑ですが、一旦はデータとしてでています。逆に40代と比較しますと増えたボリューム帯が1,000万~1,500万未満の数字が40代3.2%から50代は11.5%に増えています。純粋に借入した金額が返済して減ってボリューム帯が変わった事が分かります。コツコツとしっかり減っているのはとても良い事です。他の数字は40代と比較してもそこまで大きく変わってはいないので純粋に借入金のピークが下がった事による平均値や中央値の減少が挙げられます。60代へ向けて少しでも減らせる事で安定した老後に繋がりますね。しかしどの年代でも80%の方は借金無しで生活しているのは凄いですね!マンションや戸建ては買わない感じですかね?本当に興味深いデータです。
最後に60代世帯の状況をみていきましょう。
②60代世帯の借入金がある人とその割合、まずは借入金がある方の割合ですが、借入金があると答えた方は13.8%で50代よりも更に減少しました。借入金が無いと答えた方は、86.2%で60代の殆どの方が借入金無し、ごく一部の方があると言う結果になりました。驚きの結果です。次に借入金がある方達の中からの中央値と平均値を見ていきましょう。60代の中央値は『110万円』、平均値は『523万円』です。50代と比較して平均値・中央値共に増加しています。50代のデータと比較して増えた部分としては1,500万から2,000万までと2,000万以上が増えてしまいました。50代の時に1,500万から2,000万までが1.3%だったものが60代で3.8%と2.5%も増加、2,000万以上に関しては50代が2.6%だったものが7.5%と4.9%増加。1,000万から1,500万の割合が11.5%から5%に減少している事を考えますと純粋に老後の医療費や介護費用の負担増ですかね?ですがあまりにも増えすぎている為、50代の数値に若干不透明な部分があるのか60代の数値が真実なのか考えさせられます。もちろん60代でも現代ではバリバリ働かれている方が多くいらっしゃるので返済できないかと言えば生涯現役でしたら可能かとは思いますが、中々の金額ですよね。巷で話題になりました、老後2,000万問題は分からなくはないですが、ローンの大変さを実感します。
皆様の中でも、これから家を購入したい、分譲マンションを購入したい、と考える方は多くいらっしゃるかとは思いますが、ぜひご自身のライフプランやライフステージと合わせて決して新築でなければいけない訳でもないですので、中古でも築浅の良い物件は出てまいりますので、無理のない範囲で計画していきましょう。また賃貸であっても駅近等拘らなければ良い物件もありますので収入に応じて選択しましょう。また大きい借入金がある事で将来、永続的に働き続ける事になるのは年代別、職種別で心労も異なってきますので無理はされないようにしましょう。健康あってこその労働であり生活です。
皆で作ろう豊かな社会。
本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。次回もよろしくお願いします。