皆様おはようございます、管理人のヤマです。
きっかけ編を読まれた方の中で証券会社で口座を開設された方やクラウドワークスを始めた方に今回は現代の働き手である20代や30代、40代の貯金額の中央値と平均値についてお話をしたいと思います。2022年のなるべく新しいデータを元に皆様の生活がどこへ向かえば良いかをお伝えします(見つからない場合少し古いデータを引用します、予めご了承下さいませ)。その前に中央値と平均値の言葉の意味を理解頂きたいと思います。『中央値』とは・・・例として1万円、10万円、100万円、500万円、1億円とした場合、中央値は100万円となります。一番高い数字(1億円)と一番低い数字(1万円)をカットし次に2番目に高い数字(500万円)と2番目に低い数字(10万円)をカットすると残る数字は100万円になります。実際のデータとして用いる場合平均値よりもリアルなデータが取れます。逆に同様の条件で平均値を求めますと、全ての数字を足して5で割ると2,122万2千円となり中央値とだいぶかけ離れた数値となり、皆様の実生活とだいぶ違った結果になります。よくニュースや記事では平均値を元に話されますが、だいぶ話がズレる事を認識しながら今回の貯蓄額の話に移りたいと思います。ちなみに総務省の公表しているデータ(2020年)ですと、20代や30代が一括りにカウントされているのと、一人暮らしをカウントに入れていない為、中央値にしても平均値にしてもだいぶ盛った数字が公表されています。興味のある方は下記のページからご確認ください。
話を戻しまして色々データを探していく中で単身世帯かつ年代別がかなり削除されているのを見る限り、何か思惑を感じますが、何とか見つけたデータから皆様にお伝えできれば幸いです。
①20代世帯の貯蓄額、中央値と平均値は2020年の金融広報中央委員会のデータから参考にしますと金融資産を持たない20代の中央値は『8万円』、平均値は『113万円』です。金融資産を持つ20代ですと中央値は『81万円』、平均値は『203万円』です。若い内から投資や預貯金以外を始めている方は若干数、預貯金だけの20代よりも多い結果になります。しかし平均値と中央値でここまで開きがあるのは中々衝撃的かと思います。ですが皆様に関しては焦らずゆっくり今から始めていけば良いのが分かるかと思います。まだまだ社会人になり立てでスタート地点です。家庭環境や選んだ業職種によって差はありますが、じっくりいきましょう。私個人的な感想ですが、多種多様な機会に触れるには20代が一番良いと思います。ですので、今回のデータのお話もしましたが、色々な経験にお金を使う事は悪い事ではないと思います。貯める事は重要ですが、同じように使う事も重要ですので、メリハリをつけて生活を豊かにしてください。
②30代世帯の貯蓄額、中央値と平均値は金融資産を持たない30代の中央値は『70万円』、平均値は『327万円』です。金融資産を持つ30代ですと中央値は『206万円』、平均値は『484万円』です。20代の頃と比較しますと差が少しずつ顕著になってきました、預貯金だけで生活をされている方は金融資産を持つ方との差が開き始めています。若い内から始めた事による、積み立ての習慣や、投資に回すや貯蓄以外のものに回す感覚の差が出始めています。もちろん業職種によって収入面が違う事も理解は出来ますが、一概に収入があるから貯蓄に回せているかと言えばそうとも言い切れません。稼いでいる方でも多忙なストレスを抱えて散財する事も考えられますのであくまで要因に過ぎない事を考えていただいて、今の皆様と照らし合わせて生活を見ていきましょう。
③40代世帯の貯蓄額、中央値と平均値は金融資産を持たない40代の中央値は『40万円』、平均値は『666万円』です。金融資産を持つ40代ですと中央値は『400万円』、平均値は『1,066万円』です。30代の頃とはまた平均値の金額がだいぶ離れてきました。中央値に関しては金融資産を持たない方は若干下がっています。それ以外に関してはやはり年数を重ねた事で50代以降を意識しているのかかなり数字は上がってきました。多くの方の中で貯蓄や投資、保険に対する考えが若い時と比較して芽生えていると思います。もちろん40代もまだまだ若いですので十分先を見据えて積極的に動いていきましょう。中央値の方は平均値を目指して行動を変えるだけです。常に動き続ける方が将来的に蓄財出来ます。焦らず一歩ずついきましょう。
今回は20代から40代を取り上げました、各世代特徴がありますが、大事な事は預貯金だけでは限界が来ると言う事です。小さいお金からで構いませんので少しずつマネーリテラシーを高めて生活力を上げましょう。きっとあなたの助けになります。次回は50代以降の中央値と平均値にも触れたいと思います。
皆で作ろう豊かな社会。
本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。次回もよろしくお願いします。