皆様おはようございます、管理人のヤマです。
本日は借入金(借金)についてお話していきます。前回、前々回の貯蓄編と逆のお話です。どのような生活を多くの方が送られているのか少し垣間見えてきます。では早速20代からいきましょう。
①20代世帯の借入金がある人とその割合、まずは借入金がある方の割合ですが、借入金があると答えた方は16.3%と意外と少ないですね。借入金が無いと答えた方は、83.7%で20代の殆どの方は借金をせずしっかりと現金だけで生活しているのが分かります。次に借入金がある方達の中からの中央値と平均値を見ていきましょう。前回同様2020年の金融広報中央委員会のデータから参考にしますと、20代の中央値は『70万円』、平均値は『193万円』です。20代の貯蓄編の時の貯蓄よりも中央値・平均値が共に多い数値になりました。しかも50万円未満の借金がある方が36.2%と多い事から生活費が足らずに少しだけ借りている方がいる印象でしょうか?ちなみに200万円までの借入額で20歳代の約7割を占めています。生活費が苦しくなって徐々に借金が膨らんでいるのか少し心配になりますね。車のローンや奨学金等であれば終わりが見えているので特段心配はありません。やはり借入金は返済金利が高い為、借りた後の返済シミュレーションが大事ですね。また20代で起業する方やマンションや戸建てを購入される方もいるのか1,000万から2,000万以上の借入金をする方も3.9%います。若い内の一大決心は非常に素晴らしいです。返済も大変かと思いますが、成し遂げて欲しいですね。
②30代世帯の借入金がある人とその割合、まずは借入金がある方の割合ですが、借入金があると答えた方は18.5%とこれまた意外と少ないですね。借入金が無いと答えた方は、81.5%で30代の方は20代以上に借金をせずしっかりと現金や支払える範囲でのクレジットカードだけで生活しているのが分かります。次に借入金がある方達の中からの中央値と平均値を見ていきましょう。30代の中央値は『150万円』、平均値は『565万円』です。30代になり20代と比較してもグッと増加した印象です。主要因として20代からの借金が膨らんでいるのか50万円未満から50~100万円、それ以上の数値が200万円から700万円帯で20代と比較しても増えています。ここだけのボリュームだけで35%を占めています。更に20代で少なかった高額借入700万から2,000万以上も30代で大幅に増えています。3.9%から20%まで上がっているのは住宅ローンや車のローン、他様々な要因が絡んでいるかとは思いますが驚きです。家族が居る事が大きいのかも知れませんが、2,000万以上のローンは結構返済が大変ですので、ローンを組むのは計画的にしましょう。
③40代世帯の借入金がある人とその割合、まずは借入金がある方の割合ですが、借入金があると答えた方は21.6%と20代・30代と比較しても増加傾向ではありますが本当に少ないですね。借入金が無いと答えた方は、78.4%で40代も殆どの方は借金をせずしっかりと現金や支払える範囲だけで生活しているのが分かります。次に借入金がある方達の中からの中央値と平均値を見ていきましょう。40代の中央値は『155万円』、平均値は『909万円』です。さすがに借入金のある方に関しては着実に借入金が増えていますね。平均値に関しては貯蓄同様かなり増えてきて1,000万円目前ですね。増加した要因としては、圧倒的に2,000万以上の借入割合が増えました。(20代1.9%、30代8.6%、40代21.1%)少額の借入は減りましたが逆に高額な借入(500万以上)は確実に増えています。(20代4.9%、30代24.6%、40代35.9%)要因としては全世代共通で住宅ローンや教育費、車のローンかとは思いますが、借入金に関しては稼ぎに応じて増えるのは最終的に返済できれば良いのですが、そうでない場合かなりのリスクになる事も念頭に入れておくべきかなと思いますが、やはり子育て世代への収入増や、手厚い保証は大事な気がします。退職金で一気に支払おうとするのは良いのかも知れませんが、退職金への期待値が高くなり過ぎるのも危ないのでしっかりとライフプランを練っていきましょう。
次回は50代と60代の借入金に関して触れていきたいと思います。40代以降からどの様に変化するかも注目です。老後の蓄えは可能なのか等も含めて数値でしっかり見ていきましょう。
皆で作ろう豊かな社会。
本日も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。次回もよろしくお願いします。